Martin D-28
Repair of the Day

Martin D-28


Dread:恐怖
Nought:ゼロ
恐れを知らない
またこの艦がそれまでの戦艦に比べ格段に強力だった為「(それまでに比べて)格段に大きい」という意味で使われているようです。
マーティンの中では000(トリプルオー)よりも大きなサイズとして販売され、今日までマーティンのモデルはおろか、アコースティックギターを代表する形として、スタンダードとなっています。
チューニングキー

海外では「チューニングキー」「チューニングマシーン」や「チューナー」と呼ぶ方が多いようです。
そんなペグ。
こちらのマーティンに搭載されているのは、Groverの3+3 ロトマティックタイプ。
オーソドックスなタイプですがヴィンテージタイプのものと比べて、少し重量がありますよね。
Waverly チューニングペグ

Waverly High Ratio Guitar Tuners 4060
ギア比は 16:1
ヴィンテージデザインでWaverlyの一番一般的な交換用ペグ。
値段も3倍位違います。

先ずはブッシュの交換。
少しサイズが違うので広げてから


ペグ取り付け

Groverは下部に一つだけネジで固定するタイプ。
今回のWaverlyとは、下の穴位置はぴったりでした。

位置を合わせます。

そして上の穴の下穴を開けます。

上の穴もネジを取り付け完了

ネック調整

ペグ以外、他は問題無いとの事だったのですが、ネックはこれだけ反っています。
慣れてしまったり、自分では正常だと思っていても定規で測ると、これだけ変化している事もあります。
ネックは間隔や定規無しで調整せずに、きちんと基準を出して調整して下さい。
トラスロッドを逆方向に回してみたり、戻そうとしてどんどん反ってしまったり・・・
ネックの状態チェック、トラスロッド調整だけであれば、店頭で、その場で直ぐに完了します。

マーティンは専用のトラスロッド調整ジグが必要です。

動かす度にチューニングを合わせ、少しずつ調整します。


トラスロッドの調整後 弦高は約2.5mm
あくまで目安ですが、弦振動もありサスティーンも止まらず、弾きやすい高さですね。

弦高が高いからといって、直ぐにサドルを削るのは一旦待ったほうがいいです。
ネックが反っていたり、ボディが膨らんでいたり、ブレーシングが浮いたり剥がれていたり・・・
根本を直して、それでも下がらない、直らない場合は最終手段としてサドルを削ります。
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