Guitar Repair of the Day
Martin 000-15

2006年製 マーティン000シリーズ。

オールマホガニーのボディが特徴のモデルです。

ハワイで購入して沖縄に持ってきたけど数年間ケースに入れっ放しにしていたそうです。
久々に出してみると弦高は高くサスティンは無く低音も出ないとの事。
アコギのチェック方法として、バック板のブレーシングのある位置を指でタッピング(叩いて)してみて下さい。
ブレーシングとバック板が綺麗に接着されていれば、比較的高い周波数で「コンコン」といった音が鳴りますが、接着が外れ浮いていると「ボワンボワン」または「ベンベン」のようにスネアのスナッピーを効かせたようなサウンドになります。
こちらのギターもほぼ全箇所「ボワンボワン」…

ネックもかなり順反りでした。

早速ブレーシングをチェック。
スクレーパーを入れてみるとスッと入ります。
本来はこの部分は隙間無く接着されており、裏板を鳴らすのに重要な部分です。

一つ奥も浮いています。

右側も。

ちょっと見にくいですが、隙間に接着剤を流し込み、底面と上面に力を加えて押える為ジャッキを使用します。

ボディの上からはストレートの棒でクランプします。

接着部はこんな感じです。
このまま接着剤が乾くまで数日乾燥させます。

膨らんでいたボディ下部も大分平になりました。
ブレーシングが外れたり浮いたりすると、弦に引っ張られた表板、サイド板が引っ張られてトップが膨らむので弦高が高くなってしまいます。

ブレーシングを修正しトップ板をクランプして、弦高は約3mmちょっと。
サドルの高さもまだ余裕があるので、このまま弾いて高さが気になるようであればサドルを削る、ということで取り敢えず完了しました。

埃まみれのボディもオイルで磨いてピカピカになりました。
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