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09月07日 – Taylor 314ce – ブレーシング浮き修正

Guitar Repair of the Day

現在大量のアコギ修理依頼を頂いておりリペア全体の完了が遅れております。

受注順に作業しておりますので完了まで今しばらくお待ちください。

今年は特にアコギの修理が増えております。

工房では365日毎日作業日誌をつけており、天気、気温、湿度、天気図などと同時に、店頭にあるギターのネックの具合、製作前の木材の水分含有量の計測等も日誌に記入しております。

今年は全国的に異常な気象が続いており、台風の多い沖縄も直撃こそ少ないのですが、台風前後には湿度の高低差がかなり大きくなる事が多く、亜熱帯沖縄でのアコギ管理は例年になく難しい年なのかもしれません。

今年は台風が通過した後に持ち込まれるアコギ修理依頼が多く、その内容もブリッジ剥がれ、ブレーシング浮き、ボディトップの変形など似通っております。

アコギのリペアの場合、矯正して固着するのに一定期間リペアテーブルを占有する事になるので、今年は同じようなアコギの修理が多くテーブルいっぱいになるので頭を悩ませております・・・

今回もそんなTaylorの修理です。

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Taylor 314ce

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東京にて購入後、沖縄に持ち帰って数か月。
どんどんボディが膨らんできて弦高が高くなって弾きづらいとの依頼。

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弦高は4mm近くありました。

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ネックもかなり順反りに。

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ボディのバック板を叩いてみると鳴りのおかしい部分が。

ボディ内部のブレーシングをチェックしてみると、数か所浮いておりました。

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ブレーシング材に接着剤を流し込み、内部から専用のジャッキで固定します。

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トップが浮いてこないようにクランプしてしばらく固着します。

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最終的な高さ調整はサドルを削って調整しました。

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Taylorは出荷時の弦高は低いのですが、サドルはかなり高く作ってある事が多いです。

とは言え、ほんの少しだけ研磨しました。

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サドル・ナット専用の研磨冶具なのでとても便利。

0.5mm位削ってはブリッジにはめ込み高さをチェックするのですが、冶具にはめ込み簡単に研磨できます。

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12フレット近辺の高さも、2.8mm~3.00mm程度になりました。

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ブリッジ後ろの膨らみもご覧の通り、かなり改善しました。

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アコギは一度リペアをしても、状態が落ち着くまで数か月掛かる事もあります。

それぞれ保管の環境、気象条件も変わるので、再度ボディやネックが変動する事も多いです。

一度メンテしたギターはカルテを製作しており、次回にお持ちの際の状態を書き込んでいく事で、そのギターの状態、変化に合わせ調整可能です。

数か月以内の再チェック、再調整は無料です。

ギターやベースの アンプ修理・メンテナンス・リペアは是非ご相談下さい。

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宜しくお願いいたします。


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