Amp Repair of the Day
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8355.jpg)
Mesa Boogie Dual Rectifier
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8356.jpg)
前回の投稿に続き、もう一つ7th Heavenからのアンプメンテ依頼。
ライブハウス常駐品なのでかなり年季が入っており、ホールでのライブを前に点検。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8357.jpg)
全体的に出力が不安定との事なので電源回り、真空管、入出力部を総点検。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8358.jpg)
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8359.jpg)
真空管チェッカーにかけてみると、パワー管はいずれも問題無いレベル。
プリ管は少しヘタっているのがあったので交換しました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8364.jpg)
整流管も初期に見られたタイプだったのでこちらも交換。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8360.jpg)
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8361.jpg)
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8362.jpg)
同じスイッチクラフト製のジャックでも、年代によって少し違いますね。
入出力ジャックは、トラブルが起きる前に交換しましょう。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8365.jpg)
点検、交換作業の時間よりもアンプに火を入れて実際に音を出す時間のほうがはるかに長いです。
回路図のあるアンプの場合、例え図面通りの数値であっても、ゴールにあるのは実際に音を出す現場でどう鳴るか?です。
車のメンテも街乗りとF1とで調整が異なるように、楽器のメンテもスタートからゴールまでを想定した行程がとても重要です。
この引き出しは、幾らネットで検索しても出てこないですよ(笑)