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Marshall JCM800 Model 2205 Split Channel Reverb – オーバーホール

Marshall JCM800 Model 2205

Amp Repair of the Day

Marshall JCM800 Model 2205 Split Channel Reverb

マーシャル JCM800。

通常の800と違い2ch+リバーブ搭載の仕様。

右側がノーマルCH、ボリューム、トレブル、ベースのみ
中側がブーストCH、ゲイン、ボリューム、トレブル、ミドル、ベース、
左側がマスター部、リバーブ、ボリューム、プレゼンス

2205 50Wと言えばマイケルシェンカーが使用している事で有名なアンプですね。
通常の800より歪みが細かく少しコンプレッションが掛かって角が取れた感じの独特なサウンドです。

今回は音が出なくなったという依頼。

古いので真空管がダメになったかも?という事で試験機でチェックしました。
が真空管は全て正常。

プリ管もまだ使えそうな値。

電源部のコンデンサーは?

これはパンパンに膨れてリークしてました。

新品に交換。

ポットはガリだらけ。
こちらは交換します。

ボリュームやトーンに使われているポット。
日本語では可変抵抗器と呼びます。

100Kオームの抵抗器であれば0オームから100Kオームまでを調整可能なポットという事です。

マーシャルの場合ボリュームのポットには1M(一メガ)オームの抵抗器が使わる事が多く、増幅させる最終段の出力真空管(パワーチューブ)への電流値を調整し音量をコントロール出来ます。

可変抵抗器の中にはカーボン(炭素)で出来た抵抗体があるのですが、内部に埃や錆びなどが付着した状態でつまみを回すとこのカーボン部分を削り取ってしまう為、抵抗値がスムーズに可変せずに音切れやガリノイズが出る仕組みです。

学生の頃に習ったオームの法則
電圧(V)=電流(A)×抵抗(Ω)。
この抵抗の値が狂ってしまえば、そのポットの後の回路には設計図と違う電圧が掛かる事になります。

その為音量が小さく感じたり、EQの効きが鈍くなったり、ボリュームの効きが変わらない、などの症状になります。

音量が上がらず真空管やコンデンサーが原因と考えがちですが、順序を追って調べていくとポットが原因だったりもします。

ポットを一つ一つ交換しながら値をチェックし、数値の出ていない各セクションのコンデンサーや抵抗も変えていきます。

ソケット部のチェック。
セメント抵抗も交換しました。

バイアス調整を行い通電しながら各部を再チェック。

実際にギターを繋いで音色をチェック。

フットスイッチの切り替えもチャンネル、リバーブ共に問題無し。

アンプに不具合があった場合、トラブルシューティングが分かっている方は順を追って症状を特定出来ますが、分からない場合は電源は入れずに修理に出して下さい。

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