Marshall JCM800 Model 2205
Repair of the Day
Marshall JCM800 Model 2205 – Overhaul
マーシャルのJCM800。
こちらはSplit Channel Reverb仕様 50W。
80年代にJCM800をフル10でドライブさせても中々あのサウンドが出せなかったのは、同じ800でもこのスプリットチャンネル仕様じゃないとダメなんです。
今回はハムノイズが多いのと、ちょっと出力に元気が無い感じ。
裏を開けてみてみましょう。
基板部チェック
基盤部分はどうでしょう?
なにやら怪しい配線が・・・
以前別のショップでオーバーホールした、との事ですが、POT以外変えていないような・・・
POT交換
POTも足はご覧の通り。
PCBタイプで無い物を無理やり付けてます。
ゲインのDual Gangは、数値も違うようです・・・
数値もカーブも足も、オリジナルに近い物へ交換。
配線取り回し、ソケット周りもやり直しました。
バイアス部も変更。
フィルターキャップも交換。
真空管チェック
メーカーバラバラです。
測定してみます。
Orangeのテスターは、あくまで目安として。
切れているかどうかすぐ判別出来るので便利です。
パワー管は1本死んでいました。
今回はエレハモのプリ管とグルーブチューブのパワー管へ交換。
バイアス測定
テスターでバイアスの数値を見ながら調整。
20時間ほどテストしましたが、かなり安定しています。
この細かな中域の歪みは、このアンプならではの特徴あるサウンド。
あの音が復活しました。
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