Amp Repair of the Day
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0767.jpg)
Marshall JCM800 Supre Lead100
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0768.jpg)
マーシャルのJCM800。
電源が入らず音が出ないとの事で依頼頂きました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0769.jpg)
裏にはファンが増設されています。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0770.jpg)
先ずは真空管からチェック。
だいぶ埃を被っています。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0771.jpg)
全てチェックしていきます。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0772.jpg)
計測してみるとパワー管は2本切れていました。
これは寿命で切れたのでは無い気がします。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0773.jpg)
電源が入らないとの事でしたが、電源が入っているかどうかはこのパイロットランプで確認すると思います。
電源を入れると、裏のファンは回ったので怪しかったパイロットランプをチェック。
やはり切れていました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0774.jpg)
新品へ交換。
点灯しました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0795.jpg)
内部を見ると改造の跡が…
マスターボリュームが増設されているのですが、抵抗器の数値が合っていませんでした。
電圧も低く真空管も切れていてポットもガリが多かったのでオーバーホール。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0796.jpg)
マスターはフロントのプレゼンスの位置へ、プレゼンスは裏に取り付けました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0876.jpg)
真空管は全てGroove Tubeに変更。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0877.jpg)
コンデンサーも交換しました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0878.jpg)
バイアス値を測定しながら調整します。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0879.jpg)
プレゼンスを裏に回し、電源ケーブル仕様からパワーインレット仕様に変更。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0880.jpg)
ボリューム1とボリューム2を好みに調整しながら、トータルボリュームを別に調整出来るので、使いやすくなりました。
劣化パーツを変え各部の損失が少なくなるとパワーも出て元気になるのですが、マーシャルらしさが無くなる事もあります。
どこもかしこも変えてHiFiなサウンドになってもちょっと物足りなかったり。
JCM800はこれをベースに様々にモディファイ出来るので大好きなアンプです。
ギター、ベース用のアンプ修理、調整、改造 などはご相談下さい。
メールの方は こちら から
宜しくお願いいたします。