Amp Repair of the Day
Marshall JCM2000 TSL100
マーシャルのJCM2000。
Triple Super Leadと呼ばれる3ch仕様のハイゲインアンプ。
通称TSL100。
こちらはスタジオにて使用されているアンプでした。
現在は電源が入らず、出力が極端に低く音が出ない事もあるとのこと。
ヒューズの切れ方から見ると何かあったはず。
アウトプットのジャックが曲がっていたので落としたのでは?
パワー管はRUBY製。
プリ管は全てバラバラでした。
出力管を計測してみると2本切れていました。
結構長い事交換されていなかったので全ての真空管を交換しました。
パワー管を交換する際’マッチング’と言う言葉を聞いたことがあると思います。
4本それぞれの真空管が近い特性になっている物が望ましいです。
4本のうち一つだけ流れる電流量が多かったり少なかったりしない為です。
当店では選別されたペアやクアッド管を購入しても写真のような計測器にて必ず再計測します。
これがあるとバラバラな真空管から近い特性のペアを選別する事も可能になるので、新品の管だけで無く中古の管を使用する際にとても便利です。
日本仕様(100V)にて特別に作って貰いました。
中古の真空管の計測も行ってます。
パワー管を本体にセットしてバイアスを合わせます。
暫く通電、動作チェックを行います。
今回は全てエレハモの真空管に交換。
ギター、ベースアンプなどの修理、改造、調整、
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