Amp Repair of the Day
Marshall JTM-30
マーシャルのコンボアンプ JTM30。
修理に持ち込まれる楽器が様々ある中で、偶然とはいえ同じ時期に種類が重る事が多々あります。
2日続けてイングウェイモデルの依頼だったり同じ日にFenderコンボが3台とか。
このマーシャルコンボもこの2か月で3台。
症状はそれぞれ似ているのですが、やはり30年を経過したアンプは劣化パーツが多く見られます。
劣化具合が音に現れる場合、出力が低下したり、音が歪んで(濁って)きたり、ノイズが増えたり。
持ち込まれた時点での状態により、大体劣化・不具合部分が分かります。
そんな劣化パーツの状態を可視化するのに必要なのが測定器。
真空管もコンデンサーも抵抗も全て一つ一つ数値や容量をチェックして状態を確認します。
こちらのアンプのコンデンサーは…
こちらがコンデンサー用の測定器。
容量とESR特性(等価直列抵抗)を測ります。
ESRの数値が高くなると溜め込むの能力が落ちてきます。
こちらは交換予定のコンデンサー。
ESRの数値は0.54Ω
劣化パーツを全て交換。
真空管も純正のままなので、使用して30年以上。
かなり劣化していました。
プリ、パワー共に交換しました。
測定チェックしながらしばらく試運転。
これでまたウン十年は使用可能です。
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