Martin 000JR-10
Repair of the Day

Martin 000JR-10

24インチのスモールサイズ

ジュニアとはいえ、仕様はレギューラーモデルと変わらず本格的なモデル。
ピッキング傷

こちらのギターは今回の依頼された方の娘さんが弾いているそうです。

これだけの擦り傷は練習した証拠。
小学生にして、ライブやイベントで引き倒しているそうです。
但し、今後これ以上トップ板が薄くならないようにピックガードを製作して欲しいという依頼。
ピックガード 型取り

ピッキングですり減った個所を見るとかなり広範囲。
歌いながらストロークを大きく弾いているみたいで(ヴィデオを見せて貰いました、とっても上手)、通常のマーチンタイプのピックガードだと小さすぎるかも。
ボディの外周にとサウンドホールいっぱいに覆ってみます。
とは言ってもテンプレートがあるわけでは無いので、一から型を起こします。
まずは紙に型取り。
テンプレート製作

型を取った台紙をMDFに張ってバンドソーで外周を切り出します。



ピックガード切り出し


張り付けてトリマーで切り出します。
完成

白いのはLow Tuck Stickerといって、粘着度の低いシート。
傷防止です。


これで傷なんか気にせずに、ガシガシ練習して下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。