Legend Bass
Repair of the Day
タイトルをLegendベースにしてるので、こんなモデルあったっけ?と思う人も。
基地の中の高校に通う生徒さんが、授業の木工の時間に製作したボディ。
教会にあった100年以上経過したベンチの木材(多分マホガニー)を使用して製作したようです。
その際学校にあった持ち主不明なベースネックを使用したみたいです。
ボディはとっても重く、精度もとても丁寧に作られていました。
ピックアップもFenderのカスタムショップ製を搭載し、かなり粘りのあるサウンド。
ネック状態
但し、かなりのビビりがあります。
フレットが所々浮いており、すり合わせが必要な状態でした。
長い事弦を張らずに弾いていなかったネックは、反り、フレット浮き、捻じれなどが起きやすいです。
このネックも波打って反っており、ハイフレットはかなり高かったです。
フレットすり合わせ
全体的にフレットのすり合わせを行います。
弦を張ったまま、ロングのブロックで均し。
トラスロッドがほとんど動かなかったので、ネックは順反りのまま、ハイフレットをかなり落としました。
フレット研磨
すり合わせ後、平になったフレットの頭を丸めます。
三角ファイルで台形から半円に。
指板もデコボコを削りフラットに。
フレットをコンパウンドで磨き、指板にオイルを塗りました。
最初より少し濃くなった感じ。
仕上げ、全体調整
サドルもフラットだったので、指板のアールに合わせ高さ調整+オクターブ調整
ビビりは完全になくなりかなりスムーズ。
全く違うベースみたいな感覚。
ボディはベンチから楽器にしたばかりなので、これから弾きこめばかなりサウンドも変わるかも。
この後アメリカに持っていくそうです。
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