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K.Yairi YW-K7 – フレットすり合わせ

サウンドハウス

K.Yairi YW-K7

Repair of the Day

K.Yairi YW-K7

ギターメーカーが水分含有量の基準をどのように設けているかは分かりませんが、北米仕様のギターを日本国内で使用する場合、メーカー毎の “クセ” があるような気がします。

まして沖縄で使用するにあたって、亜熱帯の気候でどのような変化をするのか?のベンチマークをメーカーは行っていないでしょう。

沖縄で20年余り修理を行っていると、様々なメーカー品、種類、状態のアコギが持ち込まれます。

統計を取れば、沖縄ならではの “クセ” が見えてきます。

K・Yairiはどんなでしょうか?

フレット状態

沖縄は総じて、「湿度が高い」とのイメージが持たれますが、それだけでギターの管理が難しいわけではありません。湿度の高低差が一日を通してあるのが問題です。

一般的に

湿度が高い時=水分が多い=木材が膨らむ

湿度が低い時=水分が少ない=木材が縮む

状態になります。

昨日は湿度が50%だった部屋が翌日には80%になる事も。こういう部屋は概してカビが多いです。

湿度が高いのでケースの中にいれれば大丈夫と思われがちですが、湿度50%の日のケースの中は30%ほどになる事もあり、ケースから出した瞬間から指板が膨張する事も。

これらの 膨張 – 縮み を繰り返すと、湿度の影響を受けないフレットは浮いたまま残り、フレット浮きとなります。

すり減り、打痕などで低くなったフレットがある一方で、真ん中のフレットは大分浮いています。

すり合わせ

ギターのフレットすり合わせは、弦を張ったテンションを掛けない限り、一生真っすぐにはなりません。PLEKなども同じ理屈ですり合わせを行っているようです。

弦を張った状態で写真のブロックですり合わせを行います。

ハイフレットはかなりガタガタでした。

フレット研磨

すり合わせ後は平になったフレットトップをラウンド状に研磨していきます。

一番頂点は削らずに、周りを半円上にシェイプ。

磨きだし

研磨後ポリッシュをして指板にオイルを塗って完了。

全体の高さが合うと、弾いた際のバランスも変わる為余分な力も入らず弾きやすく感じます。

コードもボイシングも綺麗に鳴るので一聴して違いを感じると思います。

アコギは特にケースに入れっぱなしにしないで、部屋の湿度環境に合わせてこまめに出し入れしたほうが状態が安定すると思います。

湿度計を置いて40%から60%くらいで安定している場合は、ケース外に出したほうが良い場合もあります。

ケースに入れっぱなしにした場合、ブレーシングなどの接着が剥がれたり、バインディングが剥がれたりする事も多いです。

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