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02月26日 – YAMAHA FG-301 – ブリッジ剥がれ、ブレーシング修正

Guitar Repair of the Day

YAMAHA FG-301

ヤマハの80年代のアコギです。

昔ギターを弾いていてそのまま押し入れに放置したまま数十年。お子さんが生まれギターを弾き始める年になった頃、思い出したように押し入れからギターを取り出してみると・・・

弦高がめちゃくちゃ高くなっています。

ずっと使われていなかったようでブリッジが浮いています。

長時間弦を張ったままケースなどに入れっぱなしにすると、弦のテンションでネックとブリッジに負荷が掛かり、ネックは順反り、ボディ内のブレーシングは剥がれ、トップ板は浮いてきて、ブリッジは剥がれます。

浮いてしまったブリッジの隙間にヘラを入れて、熱を加えながら接着剤をはがしていきます。

焦らず時間を掛けてゆっくりと剥がします。

綺麗に剥がれました。

ボディ内部のブレーシングの隙間に接着剤を塗り固定しながら、トップをクランプします。

ブリッジ面、トップ板面を綺麗に面を出し、接着します。

専用のクランプでしっかりとブリッジを密着させます。

隙間無く綺麗に接着出来ました。

ネックサイドのバインディングも剥がれていたのでクランプしました。

くすんだパーツを取り外し、出来るだけ綺麗に磨きます。

ナットの溝も弦の錆が付着していたのでクリーニング。

ネックはかなり順反りでした。
トラスロッドにて調整します。

それでも完全にストレートにならなかったので、サドルを少し削って弦高を下げました。

仕上がりはここまで弦高を落とすことが出来ます。

ボディ、ネックをクリーニングし、新しい弦を張ってリペア完了。
初心者の入門ギター用なので、エキストラライトの弦。

弦高も低くテンションもきつくないので、練習し易いギターになりました。

高温多湿な沖縄では、数十年とは言わず、わずか1年でブリッジが剥がれ修理に持ち込まれる事もあります。

ギターはとにかく、弾き続ける事が一番の調整です。

毎日弦を緩める必要はありません。
但し長時間弾かない場合は半音から1音程度下げて保管して下さい。

またブリッジが浮いてしまったギターは、直ちに弦を外し保管するか修理に出して下さい。

弦を張ったままだとそのまま塗装が剥がれたり、接着剤と一緒に木がめくれる事もあります。

ブリッジが少しでも浮いてきた場合は、早めに弦を緩めてお持ち込み下さい。

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