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KA’ALA Ukulele KU3SCN – ブリッジ剥がれ

サウンドハウス

KA’ALA Ukulele KU3SCN

Repair of the Day

KA’ALA Ukulele KU3SCN

島村楽器のオリジナルウクレレ KA’ALA。

オバンコールというアフリカ産の木材で作られているようです。
音色はカラッとした明るめのサウンド。

今回は気が付いたらブリッジが剥がれて取れてしまった、との依頼。

ブリッジの剥がれは湿気と乾燥が関係します。
楽器に使う木材は伐採した段階では水分を含んでいます。
丸太の状態で自然乾燥、裁断製材されて自然乾燥され、実際に楽器として組み上げるサイズにカットされ製作されていきます。

木に含まれる水分の量によって板に狂いが生じ、しなったり反りが生じる事があります。

この乾燥の時間短縮と誤差をなくすため、木材専用の乾燥機で水分を飛ばすのですが、製造販売から数年~10年後の楽器の変化を考慮していない、または想定外の状態になる楽器が近年とても多いように見受けられます。

毎年物凄い数の新商品が発売されていますが、そのどれもクオリティが高く買ってすぐに鳴る楽器が多いのも特徴です。
店頭で鳴りの良い物で無ければ売れないですからね。

但し カラッカラで鳴りの良い個体を沖縄に持って来て、この異常な湿気の中で使用・保管したらどうなるでしょうか?

まあウクレレのブリッジが剥がれてしまうのは沖縄に限らず、日本のような高温多湿なエリアであれば起こりうるトラブルですね。

但し冬場の湿度差は、本土と沖縄では30%近く差があります。

カラッカラの本土から持ち込まれたアコースティック楽器は、沖縄でたっぷりと水分を吸って膨張します。

12月~2月を過ぎて沖縄が春(初夏の気候)を迎える3月になると、一気に湿度が低くなり乾燥(収縮)します。

この時に剥がれるブリッジが一番多いです。(4月から5月 梅雨前まで)

梅雨に入るとまた湿気が増えボディが膨張し、梅雨の終わる7月にまた急激に乾燥・・・

この差が本土と違い、沖縄は日本でも湿度差が最も大きいエリアの一つなので楽器のケアはとても重要になります。

一旦剥がれてしまったブリッジは接着剤が剥がれています。

一部の接着剤や剥がれて欠けた木材を取り除き面を綺麗に整えます。

その後接着剤を塗ってクランプ。

トップの変形がある時は同時に直していきます。

綺麗に固着完了。

この後弦を張る前に完全に接着面の水分を取る為乾燥させます。

弦を張り、サドルを若干下げて弦高を調整しました。

ウクレレを保管する際には少しだけ弦を緩めて、必ず直射日光の当たらない場所、または高音にならない場所に保管して下さい。

中には車の中に数時間入れっ放しの人もいるようです。
夏の車内は非常に高温になり、楽器には大敵。急激に乾燥します。
どうしても車内に置く際には、バスタオルなどを掛けて直射日光を防いで温度が上がらないようにして下さい。
ケースから出した途端に、ブリッジがバキッとなります。

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