Amp Repair of the Day
Matchless Avalon30
マッチレスのアヴァロン30。
マッチレスには独特の音色がありますが、基準は60年代のVOXサウンド。
今でこそハンドワイヤードのAC30もあったりするのですが、マッチレスはそのタレットボード時代のサウンドを踏襲しています。
そのフラッグシップとなったDC30のCH1のみのアンプがAvalon30。
今回はマスターを絞ってもノイズが出るというケース。
マッチレス、バッドキャットなどでこの症状が出る時は大体同じ個所の故障。
そこはサクッと修理しました。
続いて真空管のチェック。
プリ管は1番がかなり消耗していて、残りもちょっと元気が無い感じ。
続いてパワー管のEL84。
真空管にプリントされたメーカーロゴが薄く溶けています。
パワー管はかなり劣化していました。
今回は整流管も全て交換。
30Wとはいえボリュームは半分も出せばうるさいくらい。
EL84だけではないのですが、背面が放熱の為にスリット(網目)になっているアンプは、それで熱くなった空気が放出されそうですが、物によって空気の流れが無い構造の物もあるのでファンは必須です。
アンプを長持ちさせる一番のコツは、なるべく熱を下げて、振動を避けて運んで、こまめに掃除する事。
アンプの修理、メンテナンス、真空管交換 などはお問合せ下さい。
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