Guitar Repair of the Day
Fender Mexico Stratocaster
フェンダーメキシコのストラトキャスター。
60年代仕様のクラッシックなモデル。
今回はノイズが大きいので見て欲しいとの依頼。
中を開けてみると結線におかしなところはありませんね。
ただピックアップの周りに手をかざすと、すさまじいノイズが。
ワイヤーも信号線を触るとジーと音がします。
パーツはこのままで導電塗料によるシールディングを行おうと思ったのですが一旦ピックアップのみ交換し、それでもノイズが気になるようなら次のステップへ、となりました。
今回はFenderのNoiselessへ交換します。
Noiselessの場合、ポン付けして終わりとはいかないのです。
スタック構造によってノイズを抑えている構造なので通常のピックアップに比べて高さがあります。
通常のギターのピックアップキャビティのザグリでは底面が当たってしまうため、少し掘らないといけません。
トリマーにて5mmほど下げていきます。
フロント、センター、リアのみザグリました。
これでもノイズが大きい場合は導電塗料を塗ろうと思います。
新しいピックアップ取り付け後。
Noiselessはプラスとマイナスとグラウンド線が出ています。
グラウンド線はポールピースと結線されているので、ポールピースを触った時もノイズが出なくなっています。
結線しグラウンド線は新たに引き直しました。
見た目もさほど変わらず。
ノイズは全く気にならないレベルになりました。
ギターの信号の流れは、ピックアップからスイッチ・ポット、ポットからジャック、ジャックからケーブルを伝ってエフェクター・アンプへという流れです。
この流れの間にあるパーツ、部材、接点をノイズの少ない物・ノイズに強い物に変える・選択する事で、随分ノイズは軽減されます。
足し算で増幅したノイズを一点一点チェックしながら減らしていくわけです。
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