沖縄県北谷町にてギター アンプ AMP修理 ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ 中古楽器 オーダーケーブル ギターシールド パッチケーブル スピーカーケーブル Amp Guitar Repair Okinawa 沖縄

GIBSON ES-335TD – ペグ交換 ナット交換 レリック仕上げ

Guitar Repair of the Day

IMG_4383_2019092710425015c.jpg

GIBSON ES-335TD

IMG_4384_20190927104316357.jpg

ギブソンの335。
70年代の個体でした。

IMG_4385_20190927105022ee6.jpg

40年以上経って全体的に味わい深い風格になっているのですが、個々のパーツには劣化が見られました。
ナット溝がかなり低いのとペグの精度が落ちていてチューニングが安定しないとの依頼。

IMG_4388_201909271050213c8.jpg

但し金属パーツを新品にするとピカピカになって違和感がありますよね。

ペグのノブも経年で日焼けした劣化の風合いは残したい・・・

IMG_4390_20190927105021a88.jpg

今回はシャーラーの新品ペグをレリックして外観に使用感を加え、ノブはオリジナルの物を外し載せ替える事にしました。

IMG_4391_2019092710502159d.jpg

オリジナルとシャーラーのペグを並べてみました。

オールドのパーツは、汚れ、手垢、油、等々 様々な汚れが付着しているのに対して新品はピッカピカの状態。

IMG_4394_201909271051146dc.jpg

ノブのレリックは、薬品や紫外線などで日焼け感を出す事は出来るのですが、オリジナルと全く同じ風合いになるわけではないので、ノブのみオリジナルを外して使用。

IMG_4395.jpg

レリックは薬品、油、手作業にて時間の経過を再現するのですが違和感の無い見た目になりました。

IMG_4397.jpg

表面から見ると違和感無いですね。

IMG_4398.jpg

続いてナット交換。

ナットはチョーキングして弦が持ち上がった時や弦の張替え、チューニングする度に、ナット溝を弦が行き来するので溝がすり減っていきます。

何十年も使えば1フレットに当たってしまうほど溝が低くなる事も。

消耗品なのでビビりが見られたら直ぐに変えたほうがいいですね。

今回は牛骨ナットへ交換。

IMG_4399.jpg

ナットのスロットへぴったりと収まるように成形します。

IMG_4400.jpg

次に元のナットの高さに近い所まで削り落とします。

IMG_4401.jpg

ナットを削る専用の治具を使ってベルトサンダーで削ります。

IMG_4402_20190927105255565.jpg

現在の高さはオリジナルより少し高い位。

IMG_4403.jpg

この後スロープを付けて磨いていきます。

IMG_4404.jpg

弦の溝を開けた跡、ステインで日焼け加工します。

IMG_4405.jpg

油も多少付着させ、オールドっぽい見た目の新品ナットになりました。

IMG_4408.jpg

IMG_4409.jpg

IMG_4410.jpg

古いギターのパーツ交換に躊躇している方は是非ご相談下さい。

メールの方は こちら から


NO IMAGE

SPREAD SOUND スプレッドサウンド

PU交換、フレット ナット交換、塗装、アンプ修理、オーバーホール、真空管交換 、ケーブル製作 ギターシールド パッチケーブル 、オーディオ スピーカー ケーブルオーダー 、ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ、音響機器修理、楽器委託販売しております!!

CTR IMG