Ovation 386T
Repair of the Day
Ovation 386T
オベーションの386T。
90年代に発売されたモデルです。
弦高が高いのでどうにかならないか?と持ち込まれたのですが…
トラスロッドは限界まで回っていました。
ネック状態
その状態でかなりの順反り。
ボディ下部もかなり膨らんでいました。
現状で4mm以上あります。
ネックはご覧のように弦を張った状態でこれだけ開きがあります。
弦を外してもまだ隙間が。
この時トラスロッドは限界まで回っており、全く効きません。
ネックヒーター
一旦トラスロッドを完全に緩めて、ネックヒーターをかけてトライします。
熱を徐々に加えてから電源を止め、完全に冷まして接着が戻るまで何度か繰り返します。
接着の具合からして余り効果は無いだろう、と思ったけど少しだけ真っすぐに。
ボディクランプ
続けてボディもクランプを施します。
4mm以上あった弦高は3mm弱。
まだ少し高いけど、1mm下がるとかなり弾き心地が違います。
ボディの下部も大分フラットになりました。
ネックヒーターは効果がある場合と無い場合とあります。
ここまでトラスロッドを回す前に、一度お店に点検に見せて下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。