Ovation 386T
Repair of the Day
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Ovation 386T
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オベーションの386T。
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90年代に発売されたモデルです。
弦高が高いのでどうにかならないか?と持ち込まれたのですが…
トラスロッドは限界まで回っていました。
ネック状態
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その状態でかなりの順反り。
ボディ下部もかなり膨らんでいました。
現状で4mm以上あります。
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ネックはご覧のように弦を張った状態でこれだけ開きがあります。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3851.jpg)
弦を外してもまだ隙間が。
この時トラスロッドは限界まで回っており、全く効きません。
ネックヒーター
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一旦トラスロッドを完全に緩めて、ネックヒーターをかけてトライします。
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熱を徐々に加えてから電源を止め、完全に冷まして接着が戻るまで何度か繰り返します。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3854.jpg)
接着の具合からして余り効果は無いだろう、と思ったけど少しだけ真っすぐに。
ボディクランプ
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続けてボディもクランプを施します。
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4mm以上あった弦高は3mm弱。
まだ少し高いけど、1mm下がるとかなり弾き心地が違います。
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ボディの下部も大分フラットになりました。
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ネックヒーターは効果がある場合と無い場合とあります。
ここまでトラスロッドを回す前に、一度お店に点検に見せて下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。