MORRIS W-60
Repair of the Day
MORRIS W-60
70年後期のモーリスのアコギです。
スプルース単板、ローズサイド、マホガニーネック、アヴァロン細工仕様。鳴りはカラッとした明るい音でした。
ネック状態
持ち込まれた時点でネックがかなり順反りになっており、トラスロッドも効かない状態。
かなり弦高が高いです。
ネックヒーター
今回はネックヒーターにて対応しました。
ネックの状態を見極めながら熱を加え、そのまま数日放置。
ネックと指板の境目は、通常塗装が乗ってしますが、ネックの曲がりが酷い場合はこの境目に切れ込みを入れ、熱を加えた時に接着剤が流れ出るように細工します。
あまり熱を掛け過ぎてもダメで、状態を確認しながら慎重に作業します。
ほぼストレートになりました。
サドル製作
ネックがストレートになったので、それに合わせナットとサドルを作り直します。
これがあるとナット、サドルの製作も、20分位で完了できます!!
ピックアップ取り付け
ネックの修理と同時に、ピックアップの取り付けも行いました。
電池を使わないパッシブライプのピックアップを希望との事で、今回は L.R. Baggsのi Beam に。
冶具が付属しているので、正確にブリッジ下に取り付け出来ます。
サドル位置にセットし中に入れます。
サドルの丁度真下にセット
中の位置を確認。
きちんとサドルの真下に付いていますね。
エンドピンジャック取り付け
弦高はかなり下がりました。
アコギのネックトラブルで、ネックリセットをしなくてもネックヒーターで対応出来る場合があります。(12,000円~)
詳しくはお問い合わせください。
ギター、等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。