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GIBSON L-50 Archtop – フレット研磨、クリーニング、メンテナンス

Guitar Repair of the Day

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GIBSON L-50 Archtop

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恐らく1930年代に製造されたギブソンL-50。

80年以上経ったヴィンテージなので諸々ダメージはあるのですが、今回は全体のクリーニング、フレット研磨、サドル調整を行いました。

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フレットは錆び・腐食・カビ等が合わさり、かなり強固にフレットを覆っておりました。

ローフレット側は汚れと錆びによる腐食が多いですね。

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ハイフレット側は青錆び化して指板にも少しダメージがみられます。

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ボディも全体をクリーニングします。

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先ずはフレットから。

写真のようなプロテクターを使って指板を保護しながら研磨します。

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すり合わせをせずに表面を研磨するにはスチールウールで磨いていきます。

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スチールウールにも番手があるのですが、最初は少し荒い目で錆び・汚れを取り、その後コンパウンドで磨きます。

1フレット目がスチールウールで磨いた部分。

2フレット目と比べると、こんなにも綺麗に汚れが落ちるのが分かります。

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11フレット目まで磨きました。

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フレットをスチールウールで磨いた後に、コンパウンドで更に研磨します。

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コンパウンドで磨いたビフォーアフター。

左2本のフレットがコンパウンド後。
右2本のフレットがコンパウンド前。

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ツルツルになってきました。

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指板はハカランダですね。

こちらも汚れや手垢や油がこびり付いていました。

ノンシリコンの香料無しのオイルで汚れを取りながら保湿させます。

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ボディは経年によるウェザーチェックや擦り傷が多いので、塗膜を痛めないようなワックスで磨き上げました。

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沖縄でヴィンテージギターを保持するのは本当に難しいのですが、先ずは気候の変化を知る為に湿度・温度計を置いてみて下さい。

ギターを保管しているそれぞれの環境は、それぞれ違いがあります。

湿度を数値で見ながら適切な環境で保管するのが望ましいです。

湿度50%前後を保つのはとても難しい亜熱帯エリアですが、現在の数値が分からなければ基準が出ないでないので管理しようがないですよね…

1年間、毎日毎日、温度湿度状況をチェックしてみて下さい。
その時、1日1回 ギターをチェックしながら、前日との違い(チューニングや弦高)を見る事で、季節の変化とギターのコンディションの変化が見えてきます。

リペアショップは病院と一緒なので、症状が現れれば治療のしようがあるのですが、病気にならない為の健康作りは日々の努力によって変わってきます。

1日、5分でいいです。
お持ちのギターのメンテに時間を使ってみて下さい。
寿命が相当変わりますよ!!

ギターのメンテナンス、調整などはご相談下さい。

メールの方は こちら から

宜しくお願いいたします。


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