Guitar Repair of the Day
Taylor 110
持ち込まれる前に既にネック起きになりリペアに出したそうですが、
またハイフレットが高くなったので調整して欲しいとの依頼。
持ち込まれた時点で12フレット上は5mmほどあり、サドルは落とせる限りの低さでした。
ネック起きでサドルを下げただけなのかと思いネックを外してみると、
Taylor純正とは違う小さなシム(木片)が挟まっていました。
これでシムの角度を調整したのでしょうが、ボディのTOP面にかかる圧力が増し、
ネックジョイントに近いボディ面は陥没気味になってしまってます。
今回はこのシムを外し、サドルも交換。
指板も研磨を行いました。
ネック調整、指板研磨、サドル交換、にて12フレット上の高さを
2.6mm位まで下げられました。
トラスロッドのカバーも割れていたので純正の物に交換。
Taylorに限らず、ネックの調整をしたアコギは、全体のバランスが大きく変わるので
サウンドが激変します。(調整の限界はありますが・・・)
いよいよ梅雨入りした沖縄。楽器のコンディションが大きく変わる時期です。
定期点検を!!