沖縄県北谷町にてギター アンプ AMP修理 ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ 中古楽器 オーダーケーブル ギターシールド パッチケーブル スピーカーケーブル Amp Guitar Repair Okinawa 沖縄

01月15日 – YAMAHA APX-6C – TOP板修正 ブリッジ接着

Guitar Repair of the Day

IMG_3445.jpg

YAMAHA APX-6C

IMG_3446.jpg

アコギを長年使用しているとトップ板が膨らんでくるケースがあります。

IMG_3447.jpg

弦で引っ張られるブリッジ付近は特に膨らむ事が多く、ブリッジが浮いたり剥がれる原因になります。

IMG_3449.jpg

海外だと腹が出てるみたいな意味で Bellyと呼ばれるこのケース。

IMG_3450.jpg

このままブリッジを再接着しても板が盛り上がっているので弦高が高くなってしまいます。

それに接地面がデコボコなのでフラットにならないですね。

IMG_3452.jpg

定規を当ててみるとフラットなはずの面がデコボコです。

IMG_3453.jpg

そこで写真のような形状の違う2枚のアルミブロックを使って内側・外側から挟み込み、膨らんだ部分に挟み込み、膨らみを潰すようにしてフラットにします。

IMG_3454.jpg

この板は、片面が凸、片面が凹、のような形状になっています。

膨らんだトップ板面に、左の膨らんだブロックを押し当て
ボディ内の内側の板面に、右の凹んだブロックをセットし、挟み込みます。

IMG_3455.jpg

アルミブロックを60℃位に熱してブリッジ部分を十分に湿らせて、熱を加えてプレスします。

IMG_3456.jpg

磁石がついているので、両方のブロックを適切な位置にセット出来ます。

IMG_3458.jpg

位置が決まったらクランプで挟み込みます。

IMG_3459.jpg

IMG_3460.jpg

ブリッジ部分のクランプと同時に、別の矯正も行い、出来る限りトップの膨らみを押さえます。

IMG_3462_20180115105420d3c.jpg

数日挟み込んだ後、クランプを外してみると、ここまでフラットに戻ります。

接地面を研磨して接着準備。

IMG_3463.jpg

少し多めに接着剤を塗り、ブリッジをクランプします。

IMG_3464.jpg

またまた数日待ちます。

IMG_3466.jpg

御覧のように問題無いレベルまで面も出て、接着完了です。

IMG_3467.jpg

これでも少しだけ弦高が高いので、サドルを削って調整。

IMG_3468.jpg

IMG_3469.jpg

オールドやヴィンテージアコギで同様のケースで放置している方、トップ板を必要以上に削る事無く、ブリッジの再接着が可能です。

是非お問い合わせ下さい。

メールの方は こちら から

宜しくお願いいたします。


NO IMAGE

SPREAD SOUND スプレッドサウンド

PU交換、フレット ナット交換、塗装、アンプ修理、オーバーホール、真空管交換 、ケーブル製作 ギターシールド パッチケーブル 、オーディオ スピーカー ケーブルオーダー 、ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ、音響機器修理、楽器委託販売しております!!

CTR IMG