Amp Repair of the Day
Zoom Aidean Mesia M-100
70年代に製造されたと思われるメサ風なアンプ。
長い事使用していなかったようで、POTのガリ、出力不安定、ボソボソノイズ、ジャックガリ、などオーバーホールが必要な状態。
中を開けてみると、コンデンサーは液漏れが酷く、基板上も油や錆びがいっぱい。
一つずつクリーニングをしながら劣化パーツは交換していきます。
同じ容量のコンデンサーも、今はこんな小さなサイズに^^
電源回路部のパーツを総交換して安定させてからトランジスタも交換。
ほんの少しクランチ気味にして、手元でコントロールしながら出すクリーンサウンドは目茶目茶艶があって綺麗でした。
完了後にノイズの無くなったサウンドを聞いて、持ち主の方が感慨深く目を閉じて聞いていたのが、とても印象的でした。
10代20代の頃に、ひたすら練習して聞きなれたはずのサウンド。思い入れのあったアンプも30年経てばジャンクに近くなってしまいます。でもこの当時のアンプは、大掛かりになる事も多いですが、修理出来る事が多いです。
皆さん、当時の思い出に浸りながらもう一度使用される方も多いですし、お子さんに引き継がせる方も多いようですね。
音の記憶を呼び戻す修復作業、引渡しの時はいつも感動です…