Guitar Repair of the Day
Fender USA Fender American Deluxe Telecaster N3
フェンダーのアメスタデラックス。
スタンダードなテレキャスターですがN3ノイズレスピックアップが搭載されています。
今回はリアの音が出ないのとビビりがあるのでナットの交換依頼でした。
リアピックアップの配線を外し抵抗値を測ってみると値が出ません。
コイルが断線しているのかも知れません。
今回はノイズレスから自作のヴィンテージ仕様のピックアップへ交換致しました。
ポットもS1スイッチを外しCTS製POTに変えワイヤリングし直し。
ボリューム、トーンのポットとジャックを交換。
ナットにビビりがあったのは、持ち込み時に張られていた弦が0.08~0.38の太さの弦だったので、純正のナットの溝との間に隙間が生じビビり音が出ていた為です。
溝に隙間があるので、弾くたびに弦の横揺れが溝を広げ、ビビり音が出るのと同時に溝の幅深さも広くなってしまいます。
今回は牛骨ナットに変え、使用弦のサイズに合わせて溝を切り直しました。
ナットを削り出し、スロットのサイズに合わせて成形します。
横から見て隙間が無いようにぴったりと合わせます。
弦を張って高さの微調整を行い完了。
太い弦から細い弦に変える時はナットの溝に隙間が出来て軋み音が出たり溝の減りが早くなる事があります。
弦のゲージを変える際はナットを交換しましょう。
ギターの修理、メンテナンス、ナット交換 等は 是非ご相談下さい。
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