Guitar Repair of the Day
ANTONIO SANCHEZ 3350 Classic Guitar
アントニオ・サンチェスのエレガットモデル。
ケースから開けたら既にブリッジが剥がれていたそうです。
プリアンプ部を一旦、中から取り出します。
ピエゾPUがプリアンプに繋がっているので、プリアンプ基盤から外します。
ブリッジ裏面、ボディ接着部共に、綺麗に研磨しました。
ピエゾPUの線の穴にキリを入れて位置を固定。
クラッシックギターのブリッジの場合底面が広いので、3本の専用クランプを使い、それぞれに一定の力を加え慎重にクランプ・固着します。
綺麗に接着完了。
サドルが無かったので新たに製作しました。
ぴったり隙間なく納めます。
高さを合わせてピックアップをセットします。
ピエゾPUは、保護フィルムが剥がれて素子が見えてしまっていたので銅箔にて保護。
ピエゾPUをサドル部分にセットし、PUからの音を聞きながらピエゾへの圧力のかかり方をチェックしていきます。
バランスの良い出音になったところで完了。
ブリッジが浮いてきたり剥がれた時は、直ぐに弦を外して下さい。
剥がれているのに弦を張って弾き続けている人が多いようで、持ち込まれた時点でブリッジやボディトップが変形していることもあります。
アコギ、クラッシック、ウクレレなど、ブリッジの剥がれはご相談下さい。