沖縄県北谷町にてギター アンプ AMP修理 ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ 中古楽器 オーダーケーブル ギターシールド パッチケーブル スピーカーケーブル Amp Guitar Repair Okinawa 沖縄

05月08日 – Martin 000-28EC – ブリッジ剥がれ サイド割れ

Guitar Repair of the Day

IMG_9617_2017050809485441a.jpg

Martin 000-28EC

IMG_9618_20170508094855963.jpg

IMG_9619.jpg

マーチンのエリッククラプトンモデル。

IMG_9620_20170508094858125.jpg

ブリッジが浮いてきたんですけど?との相談。

IMG_9622_20170508094900576.jpg

店頭で状態を確認してみると、ブリッジの浮き、ボディトップの膨らみ、ボディのくびれ部分のバインディングの剥がれ、サイド板20cmほどの亀裂(割れ)、内部のブレイシングの剥がれ、がありました。

IMG_9623_20170508094924d11.jpg

サイドも段差が出るくらい歪んで亀裂が入っておりました。

一口にブリッジの浮き といっても、接着が剥がれただけで再接着にて対応可能なもの、一度はがしてブリッジ設置面の歪みを修正しなければならないもの、ボディトップ下部の膨らみを抑える矯正が必要なもの、などなど。

今回のように内部のブレイシングが剥がれ、サイドにクラックがある場合、ボディバランスを失った歪みが、弦を引っ張るブリッジ部にくる事は多々あります。

ブリッジに隙間が見えたり、浮いてきた時は、直ぐに弦を緩め(外し)リペアに持って行くのがベストです。

IMG_9624_20170508094925ab8.jpg

先ずはブリッジから取り外しましょう。

IMG_9625_20170508094927947.jpg

ヒーターで熱を加え、スクレーパーでゆっくり剥がしていきます。

IMG_9626_20170508094928500.jpg

ここは絶対に焦らず、1時間位かけてゆっくり ゆっくり 剥がします。

IMG_9627_20170508094930cf7.jpg

綺麗に剥がす事が出来ました。

接着の跡を見ると、接着の仕方が悪かったり接着剤のむらで剥がれたのではなく、歪み、不均等な力が加わって浮いてきたのでしょう。

IMG_9628_201705080950031c7.jpg

続いてサイド部のクラック補修

IMG_9629.jpg

断面を整え、ピンバイスで穴を開けます。

内部にスプルース材にてパッチを張り付けるので、そのパッチ材を通す為の穴です。

IMG_9630.jpg

接着剤を亀裂部分に塗り

IMG_9631_20170508095008d68.jpg

専用の工具で割れ目の外側から内側に向かってエアーを吹き付け、接着剤を隙間に流し込みます。

IMG_9632_201705080950095c5.jpg

吸盤部が真空状態になるので、空気と一緒に接着剤が中まで入っていきます。

IMG_9633_20170508095038113.jpg

内側から見ると、接着剤が溢れでているのが分かります。

IMG_9634_20170508095040375.jpg

膨らんだボディトップ部を抑えるようにクランプし

IMG_9635_20170508095041d3d.jpg

ワイヤーを穴に通し、パッチ板を準備します。

IMG_9636_20170508095043043.jpg

ワイヤーを巻き上げるのは、こんな原始的な冶具です(笑)

足りなくなってきたので即席で作りました。

IMG_9637_201705080950449a5.jpg

ワイヤーといっていますが、実は 1弦!!

ペグで巻き上げ、パッチを固定。
中を見るとこのように固定されています。

IMG_9638_201705080951193ca.jpg

クラックの入ったサイド板のすぐ下のブレイシング浮き。

IMG_9639_2017050809512112f.jpg

こちらにも接着剤を流し込み、クランプで固定。

IMG_9640_20170508095122659.jpg

IMG_9642_20170508095125b16.jpg

もう2か所、パッチを張って固定します。

IMG_9643_2017050809520111e.jpg

トップの歪みが治まるまで この状態で10日ほど固定。

IMG_9644_2017050809520220c.jpg

亀裂部分は綺麗に接着出来ました。
穴は後ほど、塗装で埋めていきます。

IMG_9645_201705080952040f6.jpg

トップ板 ブリッジ部、完全にフラットな状態に戻りました。

IMG_9647_20170508095205844.jpg

ようやくブリッジの接着に入れます。

IMG_9649.jpg

ブリッジ底面、ボディ接着面を綺麗に研磨。

IMG_9650.jpg

接着剤をつけて

IMG_9651.jpg

エンドピンの穴位置を合わせ

IMG_9652.jpg

専用のバイスで固定していきます。

IMG_9653.jpg

IMG_9654.jpg

IMG_9655.jpg

その後、サイドのクラック部の補修へ。

ラッカーを5~6回に分けて、薄く盛っていきます。

IMG_9656.jpg

何度か塗って厚くなってきたので、乾燥を待ってから研磨します。

IMG_9657.jpg

サイドのバインディングの剥がれも修正しました。

IMG_9658_20170508095312e28.jpg

IMG_9659_20170508095313757.jpg

IMG_9660_20170508095337810.jpg

IMG_9662_20170508095338373.jpg

ブリッジも綺麗にフラットに接着。

IMG_9664.jpg

当然と言えば当然ですが、ブリッジが浮き、サイドにヒビがあり、中のブレイシングが浮いた状態のサウンドと、修理後のサウンドとでは、雲泥の差がありますね。

このような大がかりのリペアの場合、込み具合にもよりますが、2カ月~3か月となっています。

料金は事例により変わりますのでお問い合わせ下さい。

cate-fb.gif
cate-twitter.gif


最新情報をチェックしよう!
>SPREAD SOUND スプレッドサウンド

SPREAD SOUND スプレッドサウンド

PU交換、フレット ナット交換、塗装、アンプ修理、オーバーホール、真空管交換 、ケーブル製作 ギターシールド パッチケーブル 、オーディオ スピーカー ケーブルオーダー 、ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ、音響機器修理、楽器委託販売しております!!

CTR IMG