Guitar Repair of the Day
GIBSON L-00 – ブリッジ接着
弦高が高くなったので調整お願いします との事で見てみると、
ブリッジが剥がれかけていました^^
紙が3枚位入るほど。
全体的に状態も良く、指板やネックジョイント共に問題無いので、
接着不良か引っ越しの際の衝撃にて剥がれたのかと推測。
6弦側の隙間が大きく、そちらのみ接着剤を流し込む事も出来たのですが、
一度剥がして再接着する事に。
自作のヒーターで徐々に温めて時間を掛けて接着剤を溶かして剥がします。
こちらのヒーターをスライダックに繋いで、AC 50V位で60~70度位まで温めます。
途中、温度計で測りながら ヘラを入れて状態を確認していきます。
やはり、接着剤の多い部分と少ない部分とありました。
面が均一でなかった為、張力の掛かる6弦側が持ち上がってきたようです。
ブリッジ、ボディ共に研磨にてクリーニング。
その後接着剤を均一に塗り、ピン位置がずれないように、固定用のピンを指します。
隙間から溢れる接着剤をふき取りながら、慎重に位置を決めて、専用のクランプにて圧着します。
念のため、数日間 挟み込みました。
その後1週間ほど様子を見て、ネック調整フレット研磨を行い完了。
チューニングも安定し、元の状態に戻りました。