KAMAKA Ukulele
Repair of the Day
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KAMAKA Ukulele
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カマカのウクレレ修理。
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恐らく30年以上前のモデル。
中のラベルは古いタイプですね。
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ネックやボディの状態は悪くないのですが、落としてしまった為ボディ裏板が割れてしまったようです。
裏板の淵は半分以上剥がれておりパックリ開いておりました。
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板の下部も亀裂が入っていてご覧の通り。
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割れた部分に欠けや破損が無かったのが幸いです。
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先ずは割れ部、亀裂部に水で薄めた接着剤を流し込みます。
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その後専用の治具にてクランプ、補強材パッチを張り修復していきます。
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数日後クランプを外した状態。
傷口は完全に塞がっています。
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淵の段差、割れ目の段差を軽く研磨してシーラー、ラッカートップを吹きます。
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暫く乾燥させて研磨した状態です。
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今回は接着後に表面の着色面まで削らなかったので、割れた傷跡が残っています。
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ただ断面は塗装にて埋まっており、指で触っても段差の違和感はありません。
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サイドも軽くラッカートップを吹いて研磨しました。
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完了後に裏板をタッピングしましたが、反射音の周波数帯も似たピッチでした。
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ボディのトップ板や裏板の割れは、ほぼ直す事が可能です。
今回のように傷口は見えたまま表面の段差を無くすため簡易塗装だけで仕上げる事も可能です。
継ぎ目を見えなくする為塗装を剥がし、着色、再塗装にて完全に仕上げる事も出来ます。
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