Alamoana UK-260
Repair of the Day
Alamoana UK-260
Ukulele Cracked Top
アラモアナのウクレレ UK-260。
踏んでしまったのか表面がぱっくりと割れてしまっています。
中のブレーシングも折れて外れています。
接着
先ずは陥没したトップ板を持ち上げながら割れ目に接着剤を流し込みます。
空気を送り込みながら少し水で溶いたゆるめの接着剤を隙間に送ります。
割れ目が持ち上がり面が揃ったら、上からピアノ線を入れトップの裏側に木のパッチを張ります。
数センチ間隔で何枚かのパッチを張って補強。
クランプ
外れたブレーシングはジャッキで持ち上げながら固定。
次々とパッチを張ります。
内部はこんな感じ。
端のほうは狭いのでパッチを少しカットして固定。
数日間固定しました。
ピアノ線の穴跡がありますが、隙間はぴったりと埋まりました。
陥没が嘘みたいです。
触ると割れ目の跡が分かるのでラッカーで補修。
割れた跡はありますが、表面は塗装したので面に段差はありません。
変形も無くなって、指でタッピングしてもカンカンと気持ちいい音がなっています。
復元完了。
ウクレレが割れてしまったり、ヒビが入ってしまった時は、直ぐに弦を外してください。
割れたまま弦を張って弾き続けていると、どんどんボディが変形してしまいます。
弦を外して直ぐ修理に出せば、修理完了までの工程が少なく、早く、安くあがります。
ウクレレのネック折れ、割れ、ヒビ、メンテナンス、修理、メンテナンス、調整、等はご相談下さい。
ウクレレ等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。