AMP Repair of the Day
Jugg Box Stuff 060G
ジャックとポットのガリが酷い為メンテナンスの依頼。
全然使って無かったそうなので、かなり埃をかぶっていました。
キャビネットの中に当時のプライスタグが入っていました。
当時75,000円!!
真空管は真空管テスターにて計測。 プリもパワーも全て問題無し。
パワー管はRCA製の6L6。
コンデンサーなどの劣化パーツも総交換したほうがいいのですが、取りあえず問題無く使える状態にして、息子さんに譲りたいとの事。
ジャックはスイッチクラフト製へ交換。
ガリのあったPOTも全て交換しました。
電源を入れて状態を確認。
クリーンは非常にパンチがあって綺麗なベルサウンド。
捨てるには惜しいので、なんとか直したい、けどあまりお金もかけられない・・・
最近こういう依頼が本当に多いです。
お父さん達には思い入れのあるギターやアンプ。売ろうとしてもボロボロで二束三文、でも捨てるには名残惜しい・・・30年以上使わずにしまっておいたけど、子供達が大きくなって楽器をやり始めたので、自分の昔の機材を捨てるより再生して譲りたい、というお父さん達(笑)。
かく言う私の子供も、お店にある膨大な楽器を見ながら、「これお父さん死んだらどうなるの?早く売ったら?」なんて言うので、お前どれか欲しいのある?って聞くと、新しいほうがいいんだけど、となんとも淋しい答え(笑)世の中のお父さん達の思いとは裏腹に、息子娘達は現実的ですね。そんなお父さんや子供達の為に、ちゃんと将来に価値が出るよう、状態良くメンテ・リペアしないといけないですね^^