Repair of the Day
ONKYO D-77FX
オンキョーの3ウェイスピーカーです。
90年代に発売された大型スピーカー。
ウーファー: 27cmコーン
ミッド: 16cm
ツイーター: ホーン
最大入力: 200W
重量:28kg!!
まあ当時はもっと重いのありましたね。
中古で安く購入されたらしく、エッジの状態はかなり傷んでいました。
オリジナルはゴム製のエッジだと思うのですが、フェルトのような素材に変えられていました。
一旦全部取り外してエッジのクリーニング。
多分ガスケットも変えたっぽい。
中にはセロテープで付けている部分も・・・
見えますかね、セロテープ。
何か2種類位の素材の跡が・・・
全然取れない・・・
なるべく薬品は付けずにひたすら気合で剥がします。
本当、腕がパンパンになります。
最後はアルコールで綺麗に掃除。
2日掛かりで4台完了。
今回はラバーエッジに交換。
エッジ交換の時にはスピーカーのサイズに合わせて押え用の木枠を製作。
接着剤を付けて木枠で抑えてクランプします。
接着剤が乾かぬうちに一気に4台。
2日位置いておきました。
この後取り付けて動作テスト。
その前にネットワークのチェック。
断線はしていなければいいですね。
抵抗値、コンデンサーの容量チェック。
中には数値の出ない抵抗も。
コンデンサーもバラつきがあります。
結局全部載せ替え。
本体にセット。
こちらはミッド。
こちらはウーファー。
スピーカーの修理は直ってみるまでサウンドの傾向が分からないのが難しい。
もちろん再生するセッティングにもよりますが、スピーカーによって再生するジャンルが限られるというか、向き不向きがあるというか・・・
本当、奥が深すぎるので普段あんまり修理受け付けしていないんです。
ギターのほうがキャビネットやユニットを気軽に交換して好きなサウンドを追及出来るけど、オーディオは一旦高い、大きい、重いスピーカーを買ったら、コロコロと変えられないですよね。
だからケーブルに拘ってみたり、あれやこれや・・・
スピーカーの修理は、機種、内容によって受け付けております。
ユニット交換、エッジ交換、ネットワーク修理、キャビネット製作、 等 詳細はご相談下さい。
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