Repair of the Day
JBL 4333B
お店の店頭にドーンと置かれた4333B
このスピーカーの逸話が面白かった。
アメリカ人の男性が日本人の彼女と交際していて、よく彼女の実家に遊びに行くそうです。
その家のリビングに大きなテーブルがあって、ある時そのテーブル天板の下に台があるのに気が付き、その台をひっくり返してみると なんと大きなスピーカーだったそう。
彼女の家族はその事にすっかり忘れていて直せるんなら持っていって良いとの事。
アメリカや本土に送るには莫大な送料が掛かるので一か八か当店に持ち込んで来た、と。
何十年もテーブルだったので、音が出るかも分からないし、スピーカーのエッジはボロボロだし、なんとか直して貰えますか?といって店頭に放置されました^^
暫く店頭入口を占拠していたJBLの修理…
4333Bは80年代の発売当時、1台50万円!!
先ずはウーファーを取り外しエッジを外します。
スピーカーウーファーは2231H
ウレタン素材のエッジは、経年劣化でボロボロになります。
ただ、コーン部分は接着剤にて固定するので中々落ちません。
アセトンやデザインナイフで丁寧に落としていきます。
研磨後。
こちらはフレーム部。
強力に張り付いています。
色んな工具を使って綺麗に落ちました。
新しいエッジに張り替えます。
今回はウレタンを使用。
その他ご希望により、ゴム系、セーム革などにて張替えも可能です。
クロスオーバー部のガリもクリーニング。
暫くテストがてら通電。
最近テストで使用しているのは、3千円位の中華製デジタルアンプ。
20W+20Wなので少し物足りませんが、それでも隣から苦情言われるほどの音量。
チェック、通電、エージングには最適。
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