Amp Repair of the Day
Fender 70s Band-Master Amp
知り合いのギタリストからの修理依頼。
Happy Birthday Doug!!
70年代のバンドマスター。
中身はほとんど手を加えていない状態でした。
どこが悪いのか聞いてみると、Death Cap取っておいてとの事。
Death Cap?
昔のアンプは2ピンの電源ケーブルを使用していて、グラウンドスイッチの片側を0.047uFのコンデンサーでアンプシャーシに落としていました。
この写真の上の図が昔の配線。
下が3ピンに交換した場合の配線。
主にノイズ対策だったようですが、2ピンの電源ケーブルの極性を反対に繋いで感電する事故が多いので、3ピンのケーブルに替えてコンデンサーを取り除くのが良いと思います。
グランドスイッチの下に青いコンデンサーが見えます。
片側はアンプのシャーシに設置してますね。
コンデンサーを取り除いて配線を変えました。
このコンデンサは、ギターに載せるそうです。
アメリカの軍属のお客様は、近所のスーパーで物を買う感覚で携帯からポチッとオーダーをして3日位で基地で受け取って、交換パーツとかを持ち込んできます。
新品の交換チューブ。
念のためマッチングを調べて、数値を見ます。
同時にフィルターキャパシターも全てSPRUGUEに交換し他もオーバーホール。
バイアスを合わせて完了。
Mather Cabinetにコンボキャビネットをオーダーしていたようで、持ち込み取り付けとなりました。
アメリカだとこんなキャビで300ドルしないんですね。何でも安い!!
スピーカーはEMINENCEのRAGIN CAJUN。10インチ 75W。
このスピーカー化け物です。
音が飛んで来ます。
うちも早速オーダー。
久々に爆音・劇音な極上アンプを堪能しました。
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