Amp Repair of the Day
Fender Twin Reverb 1973 JBL
70年代のJBLスピーカー搭載ツインリバーブ。
オーバーホールしました。
持ち込まれた状態で、プチプチノイズが出て張の無いサウンド。
フィルターキャパシター、バイアス部、基板内コンデンサー、抵抗、
ジャック類、内部配線、真空管、等 細かくチェックしながら色々交換となりました。
古いフィルターキャパシター
Spragueのコンデンサーへ交換
基板上はカビが多くクリーナーで洗いながらカビを除去。
配線ケーブルも断線しそうなものは交換。
結構細かく、交換してはサウンドをチェックし、波形を見ながらの作業。
パワー管のソケットも交換。
真空管交換後、バイアス値をチェック。
基本的にオーバーホールの場合、設計図通りの数値が
各パーツ間で出るようにチェック・交換を行います。
発売された当時の新品の状態に戻すのか、それぞれの
パーツやケーブルが劣化したオールドらしいサウンドにするのか、
は難しいところですが、古い機材を これから先10年位は使用したい、
との要望が多いので出音と耐久性のバランスをみながら調整しています。
JBLのスピーカーの乗ったツインリバーブは最強ですね。
ピッキングから出てくるまでの音が早い早い。ただし、重量もヘビー級です(笑)