Jackson Soloist Custom
Repair of the Day
Jackson Soloist Custom
ラージロゴ時代のジャクソン ソロイスト
かなり長い事使われてなかったようです。
指板
今回は弦を張っても弦高が高く、トラスロッドが回らない、という依頼。
指板を見てみるとかなり盛り上がってます。
サイドから見るとバインディングに割れ目がありますね。
指板の間には隙間があります。
指板剥がし
一旦指板を外してみます。
ネックヒーターで温めながらスクレーパーは入れます。
指板を外してみると・・・
トラスロッドは錆び錆びで盛り上がっていました。
錆びた部分は全く動かなかったのでしょう。
接着準備
剥がした指板の裏をフラットに。
バインディングも一旦外してさび落とし。
そしてバインディングを再接着。
本当はフレットを外して一からやり直したいんだけど、すり合わせで対応します。
接着
ネック側、指板を綺麗に仕上げて、新しいトラスロッドを仕込みます。
2wayトラスロッド
一部のフレットを抜いてピンを入れ指板を接着します。
スルーネックだから結構難儀でした。
ネック塗装
接着後に少し着色してクリアを吹きました。
元のカラーはかなり日焼けしていたのでネック裏だけは緑が強いですが、フレークを入れています。
バースト部分は結構自然に仕上がりました。
エッジ部分もかなり自然に仕上がりました。
配線
多分元々はブリッジのハムもネックのシングルもアクティブで使用されていたのでしょう。
但し現状はとてつもない配線・・・
全てパッシブの配線に戻しシンプルにしました。
全体調整、完了
ヘッドも数回クリアを重ねました。
問題無くトラスロッドも効いて、フレットは少しだけすり合わせ。
かなり特殊な依頼でしたが、なんとか仕上がりました。
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