Fender Japan Offset Telecaster
Repair of the Day
Fender Japan Offset Telecaster – Reshape
フェンダージャパンのオフセットテレキャスター。
いくつかモデルがあるみたいですが、こちらはオールマホガニーのタイプ。
ハイブリッドタイプのこちらのモデルは、ブリッジ側にテレ用PU、ネック側にP90が搭載されていました。
ネックリシェイプ
このモデルのネックはNocaster並みに太く好みが分かれてしまうところ。
Uシェイプ
先に1フレット近辺、7フレット近辺、12フレット近辺の握りを記録させます。
このような道具でグリップを測ります。
3か所のシェイプがこちら。
かなり太いUシェイプですね。
今回はCシェイプに近くなるよう削っていきます。
先ずは塗装を落とします。
その後少しづつ研磨します。
何度も何度も確認しながら削っていきます。
ある程度削り終わったら生地調整。
この時点でお客様に握りを確認頂き、OKが出たので進めます。
一旦目止めとウッドシーラーを塗ります。
その後サンディングシーラー、着色、トップと吹いていきます。
色合わせも違和感無く仕上がりました。
最初に残したグリップの幅と比較してみると、かなり細くなりました。
UシェイプからCシェイプになりました。
元々はかなりテカテカのグロス仕上げだったのですが、少しフラット気味にトップを吹きました。
手触りがサラサラに。
ネックを好みのシェイプに削り直す事で弾きやすくなりますが、デメリットもあります。
製造の段階で握りを決め、塗装されて状態が落ち着いているネック。
シェイプを変える際に塗装を剥がし材を削りなおす事で、材によっては木が動く事があります。
リシェイプ後にネックが反ったり、フレットが浮いたりすることもあります。
現在の状態に合わせてアドバイスいたします。
リシェイプは20,000円~となります。
ギター、等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。