GIBSON Les Paul Traditional 2016
Repair of the Day
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GIBSON Les Paul Traditional 2016 – Touch Up
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ギブソンのレスポールトラディショナル。
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近年のモデルの中でもこの2016年モデルはオールドの雰囲気に近いですね。
ラッカーによるサンバースト塗装。
経年の変化が楽しみな色合い。
打痕
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とても綺麗な状態なのですが、1か所だけ輸送中にぶつかったらしく凹みが出来てしまったようです。
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触ってみるとかなり凹んでいます。
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このままにしておくと、剥がれてきたり、余計な水分が入る原因にも。
上からラッカーにてタッチアップ塗装していきます。
補修、タッチアップ
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塗装の前に油分や汚れを取り除き、凹んだ塗料部分に熱を加えます。
押しつぶされた場所がふやけるような状態になり少しだけ膨張します。
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ここでタッチアップ用に配合したニトロセルロースラッカーを塗っていきます。
(小分けラッカー瓶の購入は こちらから)
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写真のようにドクロの瓶に入った専用ラッカー。
マニキュアのように簡単に塗ることが出来ます。
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絶対に一度に多く塗らず、少しずつ重ねていきます。
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10回位重ねて完全に乾燥させます。
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少し広い範囲に塗っています。
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ラッカーを塗り重ね盛り上がった部分のみを、カミソリで薄く薄く削っていきます。
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削って段差のなくなった状態。
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この後水研ぎ研磨を3000番まで繰り返します。
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その後バフ研ぎにて艶出し。
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今回はバースト部分にかかっていたので着色はせずにタッチアップのみ。
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写真でみると傷口の跡は残っていますが、塗装面は完全にフラットです。
触っても段差が全くありません。
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遠目だと大分目立たなくなりました。
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ご自分でタッチアップ塗装を行ってみたい方は こちらから購入可能です。
ご自分で修理を行う時間の無い方、修理が不安な方は是非ご相談下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。
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