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GIBSON Les Paul Custom 1998 – ノイズ処理、フレットすり合わせ

サウンドハウス

GIBSON Les Paul Custom 1998

Repair of the Day

98年製 GIBSON Les Paul Custom

かなりライブやレコーディングなどで使い込まれた個体でした。

キャビティ周り

ツアーで使い易いようにと2ボリューム、1トーンにしていたようです。

色んな物が混在していますね。

このシールドプレートは外しましょう。

ノイズ処理、再配線

キャビティ内はドータイト処理致しました。

2ボリューム、2トーンに戻してポット、コンデンサー等も交換。

コンデンサーは600Vなどの耐圧の高い物を使っている場合も多いですが、

ギターの信号には100V耐圧で十分。

アンプの内部に使用されているコンデンサーは、使用されている場所によって耐圧が200V、400V、600V必要になる為、必然的に高い耐圧の物が使用されています。耐圧が高い物のほうが値段は高くなるのですが、決して耐圧が高い方が性能が上がるとか音が良くなるという事はありません。

エレキギターの信号は大きくても数百ミリボルト。コード弾きで大体100mVから500mV位だと思います。

フレットすり合わせ

続いてフレットの状態。

ハイフレット側が結構ガタガタでした。

弦を張ったまますり合わせが出来るブロックで削っていきます。

削った後はフレットトップが真っ平になるので、丸みをつける為に三角やすりで整えます。

頂点は削らず角を丸めていきます。

これでガタツキは無くなりました。

ポリッシュを掛けてバフ掛けを行います。

ブリッジ

ブリッジは長年のステージでの使用でこんな状態に。

毎回2時間余りののステージを数百回行った汗を吸ったブリッジ。

数年でこんな感じになってしまったようです。

ストレートのブロックに乗せるとトップのアールがほぼフラットに変形していました。

右が新品、左が変形したブリッジ。

今回は新品のブリッジに交換しました。

これでようやく指板とのアールがあったのでイントネーションも良くなりました。

全体調整

弦を張って、ネック調整、ブリッジのオクターブ調整を行いました。

これにて調整完了。

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