Guitar Repair of the Day
Ovation Super Adamas 1587-8
80年代のオベーションアダマス。
オベーションも色々なモデルがありますが、このアダマスだけは別格のサウンド。
このトップ板の鳴り方が独特で、アコースティックなニュアンスを残しつつ、粒立ちの良いサウンドです。
長らく使っていなかったので全体を調整しました。
暫くハードケースに入れっ放しにしていたそうで、ネックはかなりの順反り。
プリアンプ部もガリがかなりあるのでクリーニングします。
オベーションはボディ裏に円形の蓋があって、メンテナンスはここから行います。
プリアンプはサイドにネジ止めされていて、ここから外します。
ネックの調整の為のトラスロッドはボディ内部のネックの付け根部に。
これがかなり作業し辛いです。
少しナットが怪しい。
なんとか回してだいぶストレートになりました。
続いてプリアンプ。
電池ボックスを外してみると、見るも無残な・・・
プリアンプ内部。
何かデザインがUREI 1620ミキサーの基板と似てる。
EQ部のスライドフェーダーとボリュームポット。
クリーニングでガリを取りました。
フレットはクリーニング研磨します。
左がクリーニング後。
右が研磨前。
右はだいぶ錆びていて腐食が激しいです。
研磨前後でかなり違いますよね?
指板はオイルで保湿。
暫くぶりに弾こうと思って、しまいっ放しのケースから取り出すとフレットの端が引っかかって痛い。
こんな時はケース内の湿度が低すぎて木材が縮んでいる場合です。
特にローズウッドは縮みやすいので、弾かない場合も小まめにオイルで保湿してみて下さい。
弦を張って全体をチェック。
この独特のカラッとして、かつ低音のあるサウンド。
Adamas レジェンドギターですね。
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