Repair of the Day
Marshall The Guv’nor
昔昔イギリスに住んでいた時、普段は自炊するんだけどあまり米は食べず。
たまにお店で普通の日本食が食べたい って思う事もしばし。
そんな時はイーリングへ。
ロンドンで日本人の留学生や駐在員が多く住む町がイーリング。
そこにある とある日本料理店にいけば裏メニューでこってりカツ丼を作ってくれます(笑)
そこのオーナーも結構な音楽好きな人で、ある時
「そういえばアンプのマーシャルが創業した場所がこの近くだよ」って教えてくれました。
何度かその、マーシャル創業の跡地前を通る度に
「ここでミッチ・ミッチェルがバイトしていてジミヘンがアンプ買ったのかとか、こんな場所からMarshallが生まれたんだ・・・」って感慨深く車を走らせてました。
今は床屋さんになってます^^
60年代の当時はこんな外観だったようです。(ドラムショップ)
今のマーシャル本社は ミルトンキーンズにあります。
かの有名なジム・マーシャルが設立したマーシャル。
当初のスターティングメンバーは3人。
その中の一人がケン・ブランです。
(つい先日お亡くなりになられたそうです。ご冥福をお祈りいたします)
そのケン・ブランが1988年に開発・発表したのが、ガバナーです。
3つのトーンコントロールノブが特徴で、良くも悪くもこのBass、Middle、Trebleの組み合わせ方でクランチからハードディストーションまで作ることが出来ます。
この3つの組み合わせを何度も何度も回して合わせるので、ポットの寿命が早いのが難点。
こちらはイギリスで作られたロットですね。
イギリス製とは言え、ほとんど日本製のパーツばかり^^
なのでポットも入手しやすいです。
消耗品は変えればいいんです。
よくオリジナルでなくなるとか、オリジナルとサウンドが変わってしまうとか議論はありますが、修理はシンプルに考えていいと思います。
不具合のまま使うのか、正常な機能に戻すのか。ポットは可変抵抗器という抵抗です。
30年も経てば抵抗値も変わるし、使用していなくても酸化・腐食によりガリも出ます。
1988年は30年前・・・
ついこの間のようですけど^^
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