Taylor 312ce
Repair of the Day

Taylor 312ce


お世辞にも良い状態とは言えず、むしろボロボロの外装。
ただし鳴りは恐ろしくバランスが良く、音量もデカかったです。
バインディング剥がれ

ネックのバインディングがゴムのように柔らかくなっており、ボロボロと剥がれていきます。
両サイド共に、ほとんど残っていませんでした。

これでは手が当たって痛いですよね。
交換すればいいのですが、問題はフレットを抜かずに交換するということ・・・
結構難題。
バインディング修正

かなり接着材が残っていますね。

チゼルとヤスリで綺麗にしていきます。
バインディング接着

フレットがバインディングの上に乗っかっているので、その高さに合わせてバインディングを削ってから接着しないと・・・

結構速乾性なので急いでセッティング。

バインディング修正



バフ掛け、調整

隙間は全く無くなり、エッジも長年弾いた感じにする為、角を丸めてあります。

これで引っかかる事もありませんね。

元のネック部の高さと合わせたので、少し色が合わなかったですが、クリアを盛って境界線は綺麗に仕上がっています。

かなり特殊なバインディング修正ですが、うまくいきました。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
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