Repair of the Day
VOX V847 Wah
ユニオンジャック仕様のVOXワウ。
ワウといえばDunlop製のGCB-95と、このVOX製V847が有名ですね。
どちらも回路はほとんど一緒です。
もともとVOX社が発売したClyde McCoy Wahをアメリカでの発売の際にネーミングを変えCrybabyとして販売、現在のJim Dunlop製のワウになります。
両モデルの違いは様々ありますが、一番大きな違いはCrybabyには入力と出力段にバッファーが内蔵されているところです。
ギターの種類によってのインピーダンス差をバッファー回路で整える事によって、安定したワウの掛かりになります。
一方VOX製ワウもDunlop製ワウもスイッチをOFFにした時も一旦ワウの基盤を通過して出力されます。
その為ワウを繋ぐだけで音痩せが激しい、というウィークポイントもあります。
トゥルーバイパス改造する事によって、ワウをOFFにした際は、入力→スイッチ→出力 という風に、基盤を通らずに音痩せを軽減する事が出来るのです。
今回は内部配線に、Western Electric製のヴィンテージワイヤーを使用。
電池スナップは耐久性の高い Cliff製へ交換。
入出力ジャックの端子部分は収縮チューブにて保護。
バイパス改造と同時に、POTの交換やインダクターの交換なども承っております。
エフェクター等の 修理、改造などは 是非ご相談下さい。
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宜しくお願いいたします。