Amp Repair of the Day
VOX AC4HW1
VOX製アンプ ハンドワイヤードシリーズ。
現在もHand-Wiredシリーズとしてラインナップされている人気機種。
プリントボードではなくタレットボードに美しく配置されたパーツ。
真空管はプリ管に12AX7を2本、パワー管にEL84を1本使用。
今回はスピーカーを変えてみたけどインピーダンスが合わないからトランスを変えて欲しい…という依頼。
純正はセレッション製G12M GreenBackスピーカーが搭載されているのですが、セレッション製G12 Blue Alnicoに交換されていました。
本来なら16Ωのスピーカーに交換するべきところ8Ωを買ってしまったようです。
ただ、このブルーアルニコはアメリカでもオーバー$300クラス。
新たにスピーカーを買うよりトランス買ってSPREAD SOUNDに持って行ったほうが安いだろ!?
って事のようです(笑)
持ちまれた出力トランスはMercury Magnetics製のSE-8K8。
アメリカでの価格は$150位。
うーん、交換費考えるとどっちが良いのか・・・
まあやってみましょう。
残念な事にトランスの穴位置が違います。
新たに開け直し。
電源トランスとの距離も考えて穴位置決定。
純正より少し離しました。
中の基板足の位置とはギリギリのクリアランス。
いい感じ。
基板内に再配線して完了。
セレッションのアルニコシリーズは少し奥行きがあるサイズなので真空管との距離はギリギリ。
Creamは無理ですね。
サウンドは純正と比べて激変です。
本当にVOXにはブルーアルニコが合います。
クリーンをメインにするか、クランチ・歪みをメインにするかで違いますが、グリーンバックに比べブルーアルニコは、クリーンの再現力が素晴らしい。
鈴なりサウンドはブルーアルニコ。
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