Peavey 5150
Repair of the Day

Peavey 5150
どのアンプも使用し始めてから ある程度の年数を経つと、何らかの不具合が出てきますよね。
電気製品なのでパーツに電流を加えて負荷をかければ耐用年数を超えたパーツは劣化が始まります。
年数と共に経年で自然劣化が始まるパーツ、負荷をかけてダメージが蓄積したもの、容量の無くなった物・・・
その中でも電解コンデンサーの寿命は、一般的に105℃ 2000時間 とされているものが多いです。
アンプの中が60℃ほどだとして寿命は約4年!!
発売から10年以上経過しているアンプは、コンデンサーの容量を専用のテスターで図ってみると 容量抜けしている物が多数みられます。
平滑に使用するものなどは重さを図ってみても一目両全。
容量抜けしている物は軽いです。
アンプの音が不安定、音量が下がる、途中で落ちる、等の症状はコンデンサーの劣化も考えられます。
真空管チェック

その前に先ずは真空管チェックから。
こちらは基地のお客さんのアンプなので120V仕様。
真空管のテストの際にまた勘違いしてしまいました^^

真空管テスターでは、プリ、パワーともに異常無し。
基板チェック

ではコンデンサーを見てみましょう。
見るからにブヨブヨとした感じ。
触るとかなり凹みます。

コンデンサーを外します

電解コンデンサーを外してみると液漏れがかなりありました。

新しい物に交換します。
POT交換

コンデンサーの交換後、抵抗、POTなどを交換し修理完了。
基盤上のグラウンド線をシャーシに落としたら結構ノイズが減りましたね。

ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。