Amp Repair of the Day
AMPEG V4B
恐らく70年台前半の名機V-4B。
多分長い事使われていなかったようで、コンデンサーの液漏れ、
焦げた抵抗、切れそうな配線、等々。
目視しただけで結構なパーツのダメージが確認出来ます。
真空管はGEのパーワー管が乗っていました。
切れている物は無かったですが、計測するとバラつきがあったので全て交換。
最近の再生産されているV4Bのパワー管は 6L6GCなのですが、オリジナルは7027。
プリ管には見慣れない12DW7と6K11が乗っています。
ストックの中から、GEの物をセレクト。
他のプリ管は、12AX7
焼けている抵抗、コンデンサー、セメント抵抗、などなど、取り外しては計測、
数値の出ていない物は交換。
ソケットの足は、全て再はんだ。 他にも怪しい個所は、一度はんだを吸い取って、再はんだ。
ボックスコンデンサーは、オリジナルの物と形状の近いタイプに交換。
電源ケーブルは、着脱可能なように、インレット式に変更。
パイロットランプも新しい物に交換。
照度が上がり視認しやすくなりました。
レストア作業は、一つずつパーツを変えながら、電圧を測定して、波形を見て、音をチェックして、の繰り返し。
ノイズの発生源を探し出しながら、あーだ、こーだ、と時間が掛かってしまいましたが、ようやく完成。
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