Ernie Ball Musicman Stingray
Bass Repair of the Day
アーニーボール ミュージックマン スティングレイ 5-String Bass
元々はナチュラルのASHボディだったスティングレイ。
トップの塗装を途中まで剥いだ状態だったのですが、こちらをメタリック系のブルーへ変更。
ネックのDateを見ると90年製造のモデル。
90年とはいえ、もう26年前の個体!!
ネックはとても豪華な玉目の入ったメイプル。
フレット上はガタガタなので、後で修正します。
木地調整
元から剥がした状態で依頼を受けましたが、一旦全てをヤスリ掛けし直し、平滑を出しました。
その後シーラーで下地処理。
メタリック
塗装のレイヤーを何段階かに分けて、サンディングを吹いた後にシルバーを1発吹いています。
本塗装
依頼者の方と何度か色の途中経過を確認頂き、最終的に昔の
フェンダーのレイクプラシッドブルーのような仕上げになりました。
ピックガード製作
ピックガードも形状に合わせて削りだしました。
もともと付いていたピックガードと比較。
フレットすり合わせ
フレットは研磨にてガタガタを修正。
表面を研磨した後、この三角ファイルで 平らになったフレットトップを丸い形状に擦る為
山を落としていきます。
1本仕上げるのに約5~7分。
根気のいる作業です。
どうしても擦り減った部分の高さに合わせる為、最終的なフレットの高さは低くなるのですが、
全てフラットになるので、ピッチが合い、音の立ち上がりが早くなり、フレット間の音むらが無くなり
音の粒が揃います。
弦はエリクサーの 045 – 130
光の加減で深いブルーからメタリック色の強いブルーへ変化します。
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