チャランゴ Charango
Repair of the Day
チャランゴ Charango
南米アンデス地方の楽器チャランゴ
サウンドホールはアルパカなのでしょうか?
なんともカワイイデザイン。
ブリッジ剥がれ
ペルーの方からの依頼で、ペルーで購入して沖縄に持ってきたらブリッジが剥がれてしまった、との症状。気候が急激に変わるのでブリッジ側が縮んでしまったのかも。
ゆっくりでは無く急に剥がれた感じがしますね。
ブリッジ接着
ブリッジ裏面、ボディトップ面を丁寧に研磨しフラットにします。
運よくアルパカの隙間に入るクランプがありました。
長さもぴったり。
接着剤を付けてこのまま1週間位固着、乾燥させます。
接着完了
暫く固着させて大丈夫そうです。
弦を張って最終確認。
チャランゴのチューニングは 上から
G – G – C – C – E – E – A – A – E – E
のようです。
但し真ん中のEはオクターブ低いEと高いE
今回のお客様はハイEを抜いてありました。
ポルトガル人んがブラジルに持ち込んだ楽器がカバキーニョになり、スペイン人が伝来させたビウエラは、ボリビアでチャランゴになり、アメリカでフォークギターになったそうです。
弦楽器のルーツは本当に興味のわく事ばかりですね。
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