Fender Blues Deluxe Reissue
Repair of the Day
Fender Blues Deluxe Reissue
フェンダーのブルースデラックス再生産モデル。
体感は40W以上あるんじゃないかと思うほど音が飛んできます。
内部チェック
ライブバーにて使用されている個体で、様々なバンドが使用するそう。
ブルースからメタルまで。
営業時間にスイッチを入れている時間はリハーサル+本番を合わせると平均5,6時間。
やはり熱によるダメージは相当蓄積されてしまいます。
症状としては、急に音量が小さくなってしまった、との事。
そんなに古くないようですが、念のためフィルターキャップも交換。
真空管測定
続いてチューブをチェック。
グルーブチューブ製の 6L6出力管と 12AX7プリ管。
それぞれ測定してみます。
プリ管はまとめて4本まで計測可能。
ゲインの値と電流の値を計測します。
12AX7などのプリ管は、1本に3極管が2回路入っています。AとBそれぞれのゲイン値を計測。
AとB そこまで開きは無いですね。
Gm値はほぼ一緒。
3本とも似たような値でした。
続いてパワー管。こちらの赤い測定器が出力管専用の機器。
6L6だけでなく、EL34、6550、6V6など、ギターアンプに使われる殆どのパワー管を計測出来ます。
こちらは1本は正常、1本は数値が出ませんでした。
ボリュームポット交換
回路図を見ながら方々チェック。
少しガリのあったゲインも交換しました。
真空管交換、バイアス調整
真空管を刺してバイアス値を測定します。
まだ少しずれていますね。
バイアス調整用のポットを回してほぼ揃いました。
動作チェック
今回はJJ製の6L6に交換。
実際にギターを繋いで動作チェック。
爆音が戻りました。
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