Amp Repair of the Day
Ibanez Promethean P3110D
この小ささで150Wも出るベースコンポアンプ。
ガリが酷かったのでメンテを行いました。
コンボの筐体から簡単にアンプ本体を取り外し出来ます。
サイズは30cmほど、本当に小さいです。
純正のコンボアンプのスピーカーは10インチスピーカー(8Ω)ですが、アンプ部を別のキャビネットで鳴らす事も可能です。
但し、写真のような小さなFANのみなので、長時間大音量で使用する場合は、放熱に問題があるようです。
最近多いこのサイズのベースアンプで、熱で落ちた、ヒューズが飛んだ、等の症状で持ち込まれるケースが非常に多く、中を開けてみると、小さなケースいっぱいに基盤・パーツが敷き詰められており、電源部周りもオープンスペースが余り無い個体が多く、トラブルも多いのだと思います。
自分の使用環境と音量、サイズ、重さのバランス。
悩むところですね。
POTの交換と内部基盤のコンデンサーを交換いたしました。
写真の通り、かなり液漏れや錆びが付着しており、数値の出ていないものは全て変えました。
アンプは小さくて良い事は何も無いです。
最初は軽くて小さくて便利に思うでしょうが、後のメンテや修理を考えたら逆に厄介ですね。
でも値段を考えたら、消耗品として買ってもいいくらいの値段ですよね。
小さくて、軽くて、大音量のアンプ。
理想ではありますが・・・