Repair of the Day
YAMAHA Super Bass 700
沖縄にはアメリカ人だけでなく様々な国の方が生活していますが、その中でギターやベースを弾く人で日本に滞在歴の長い人は質屋やリサイクルショップでのお宝探しが好きなようです。
10年以上前に知り合いのフィリピン人の家に行った際、自宅の一室にジャパンヴィンテージのギターが所狭しと並んでいました。
聞けば20年かけて日本中を回って貴重な70年代、80年代製の日本製ギターを集めてアメリカのebayで稼いでる、そうでした^^
今や誰もが出品者。
先駆者ほど大儲けは出来ませんが、まだまだ日本の貴重な楽器をレストアして外国へ持っていく(売る)人も多いようです。
うちの店にそんな日本製の中古を持ってくる人は大抵、修理してから転売するのが目的なので、リサイクルショップなどで購入したその足で、店に持ってくる人もいます。
「凄い安かったよ」
「これ価値あるでしょ?」
ってな会話も多く反応に困る事も・・・
買った値段より修理代のほうが高い事もあるのですが、海外で転売して十分元が取れるみたいです。
あっ、このヤマハのベースもそんな依頼でした(笑)
ノブは付いてませんでした。
懐かしペグの形。
これは80年位のモデルなのかな?
ポットは全く回りませんでした。
あれジャックが変な形・・・
中を見ると、ボックスタイプのジャックが割れて、残骸が転がっていました^^
コントロール類は全て交換。
ネックもかなり順反りだったのでまっすぐに。
オリジナルと同じように、スピードノブにしました。
ジャズベのようでジャズベらしくない、ジャズベとプレべの間のような音^^